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CSMエマルジョン/パウダーの違い

CSMエマルジョンパウダーの違い(2)

アジア複合材料(タイ)株式会社
タイのグラスファイバー産業の先駆者
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ガラス繊維エマルジョンマットとパウダーマットはどちらも、プラスチックやゴムなどの基材の強化に使用されるガラス繊維強化材です。主な違いは、バインダーの種類と用途にあります。それぞれの特徴と違いは以下のとおりです。

ガラス繊維エマルジョンマット
特徴:
1. **バインダー**: エマルジョンバインダー(通常はアクリルまたはビニルエマルジョン)を使用します。
2. **プロセス**: 製造中、ガラス繊維にエマルジョンバインダーを含浸させ、乾燥させて硬化させます。
3. **柔軟性**: 柔軟性と弾力性に優れているため、複雑な形状や金型に適しています。
4. **透過性**: パウダーマットに比べ、樹脂の透過性が若干低くなります。

用途:
– 主にハンドレイアップ、スプレーアップ、RTM(樹脂トランスファー成形)プロセスで使用されます。
– 自動車部品、ボート、浴槽、冷却塔などの分野でよく見られます。

ガラス繊維パウダーマット
特徴:
1. **バインダー**: 粉末バインダー(通常は熱可塑性粉末)を使用します。
2. **プロセス**: 製造中、ガラス繊維は熱可塑性粉末バインダーで結合され、その後熱硬化されます。
3. **強度**: 熱硬化時に粉末バインダーによって形成される強力な結合により、粉末マットは通常、より高い機械的強度を備えています。
4. **浸透性**: 樹脂の浸透性が向上し、迅速な樹脂浸透が必要な用途に適しています。

用途:
– 主にプリプレグ、圧縮成形、射出成形プロセスで使用されます。
– 複合パネル、建築資材、パイプなどの分野でよく見られます。

まとめ
– **エマルジョンマット**: 柔軟性が高く、複雑な形状の製品に適しています。
– **パウダーマット**: 強度が高く、樹脂の浸透性に優れているため、高強度が求められる用途に適しています。

特定のアプリケーションのニーズに応じて、最適な補強効果と製品パフォーマンスを実現するために適切なタイプのガラス繊維マットを選択できます。


投稿日時: 2024年8月14日